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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻9号

1980年09月発行

文献概要

臨床経験

頸髄損傷に合併した尿崩症の1例

著者: 杉浦昌1 梅沢健司1 藤田興一1

所属機関: 1市立岡崎病院整形外科

ページ範囲:P.906 - P.909

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 頸髄損傷患者においては,著明な発熱や多尿をきたして全身管理に困難を感ずる場合をしばしば経験する.特に受傷初期には経口摂取ができず,水・電解質の管理は補液に頼ることになるが,輸液量が適切であるか否かの判断に迷うことが多い.また合併する尿路感染症や褥創面からの体液漏出が正確な水分バランスの把握を困難にしている場合もある.
 最近我々は頸髄損傷に続発して著明な多尿をきたし,精査の結果尿崩症と判明した1例を経験したので考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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