文献詳細
文献概要
シンポジウム 胸椎部脊椎管狭窄症の病態と治療
胸椎部脊柱管狭窄に伴う脊髄症—脊髄循環障害の見地より
著者: 井形高明1 竹内錬一1 米沢元実1 高田広一郎1 成瀬章1 山岡賢児1 八木省次1
所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.43 - P.50
文献購入ページに移動最近,胸椎部における脊柱管内靱帯骨化,脊椎症などによる胸椎部脊髄症を扱う機会が多くなつてきた.本症は上位では頸髄症,下位では馬尾神経障害との併発が認められるなど極めて複雑,多彩な臨床像を呈する.このため,病態把握や診断に難渋し,治療,とくに手術療法の成績も期待はずれになることが少なくない.われわれは,これまで脊髄循環の立場より本症の病態ならびに治療に関して検討を加えてきた.
掲載誌情報