文献詳細
追悼
文献概要
Pauwels先生は,1885年Aachenの機械工場主を父として出生され医学教育をうけられた後,Dresden,WienでLorenz,Schanzのもとで整形外科の研修を終えられ,その後Aachen市立病院整形外科を創設,75歳まで研究,臨床に従事された.1942年ドイツ整形外科学会の推薦により大学とは関係なく教授の称号を授与され,1953年名誉工学博士,1957年名誉医学博士,1966年ドイツ1等功労章を授与され,昨年1月19日95歳で病没された.
1927年すでに大腿骨頸部偽関節の治療に成功され,先天性内反股,さらに股関節症の治療に生力学の原理を応用された.先生の生涯を貫くテーマは支持組織の機能的解剖学であり,近代生力学の開拓者でLebenswerkとなつた"Atlas zur Biomechanik der gesunden und kranken Hüfte"は正確かつ精密な思考と臨床への応用が完壁な形で紙面を飾つている.
1927年すでに大腿骨頸部偽関節の治療に成功され,先天性内反股,さらに股関節症の治療に生力学の原理を応用された.先生の生涯を貫くテーマは支持組織の機能的解剖学であり,近代生力学の開拓者でLebenswerkとなつた"Atlas zur Biomechanik der gesunden und kranken Hüfte"は正確かつ精密な思考と臨床への応用が完壁な形で紙面を飾つている.
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