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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻10号

1981年10月発行

文献概要

論述

いわゆる腰痛症の解析(第2報)—Devemopmental Ballnooning of the Discについて

著者: 吉岡勉1 辻陽雄1 西能竑1 高野治雄1 浦山茂樹1 松井寿夫1 西能正一郎2

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部整形外科学教室 2西能病院整形外科

ページ範囲:P.934 - P.940

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はじめに
 成長期あるいは青年期健常人における腰椎単純X線像特に側面像において,椎体椎間板の接点すなわちいわゆるdisc-vertebral borderの形態にはいくつかの注目すべき特徴的所見が散見される.すなわち何等の骨萎縮像を示す事なく椎間腔がレンズ状に異常に膨隆している所見,すなわちballooned disc,種々の形のSchmorl結節,およびSchcuermann様所見などが注目される(第1図).
 このうちScheuermann病,Schmorl結節に関する報告は古くから比較的多くみられるが,骨の病的変化を全く伴わないballooned discに関する文献上の記載は僅かにScott4),Horváth2)の報告ならびに辻5,6)の記載をみるにすぎない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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