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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻10号

1981年10月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

移植のための腓腹神経採取法とその神経束パターンについて

著者: 光嶋勲1 山田敦1 波利井清紀1

所属機関: 1東京大学医学部形成外科

ページ範囲:P.962 - P.967

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 神経移植は,四肢末梢神経の損傷や顔面神経の再建において最も多用される手技の一つである.これらの場合,donorとして用いられる神経には,前腕内(外)側皮神経,橈骨神経知覚枝,外側大腿支神経,腓腹神経,大耳介神経などがある.このうち腓腹神経は,最も一般的に使われる神経であるが,その性状,採取法,採取後の後遺症について詳しく述べた文献は少ない.われわれは,過去約50例の顔面神経麻痺及び四肢の神経損傷の治療に腓腹神経移植を施行してきたが,今回われわれの経験より,その採取法,性状,及び後遺障害について若干の知見を得たので,考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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