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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻11号

1981年11月発行

文献概要

論述

CT診断を応用した骨腫瘍の治療—特に広範切除術について

著者: 葉山泉1 高岸直人1 松崎昭夫1 諌山照刀1 足達裕1 桜井日出也1 原正文1 白石元英1 小野庸2 宮内貞一2 橘寛3 吉田光男3 内村正英4

所属機関: 1福岡大学医学部整形外科 2福岡大学医学部放射線科 3新日鉄八幡病院整形外科 4内村整形外科

ページ範囲:P.1020 - P.1030

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 骨腫瘍の広範切除術は巨細胞腫などの浸潤性の良性骨腫瘍や軟骨肉腫などの悪性度の低い悪性骨腫瘍に行われている.しかし,近年のADM,MTXの大量投与法の開発により骨肉腫などの悪性度の高い悪性骨腫瘍に対しても患肢を温存した広範切除術が行われるようになった6,12,17).昭和52年以来,われわれは骨・軟部腫瘍の診断にCTを併用しているが,骨外軟部腫瘤や血管増生の少ない軟骨肉腫の軟骨性腫瘤なども描出可能であり,その立体的位置関係を容易に認識できるようになつた20,22).すなわち,CT診断により腫瘤の局在状態を正確に認識することは術後の組織欠損の程度と機能再建への考慮を可能にするものであり,治療方針の決定に有用である22,23).われわれのCT診断を応用した骨腫瘍の広範切除術と機能再建について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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