文献詳細
シンポジウム 動揺性肩関節
文献概要
はじめに
いわゆる動揺性肩関節(loose shoulder)には定まつた診断基準がなく病態も明確にされていない.現在loose shoulderとして一般に認識されていることは「不安定なゆるい肩」を総称したものにすぎず,そのなかには病態の異なる多くのゆるい肩が混在し,様々な手術が行われているのが現状で混乱をきわめている.
著者は,自験例の動態X線像やcineradiographyを用いてloose shoulderの形態および動態について正常肩と比較検討し,さらに烏口上腕靱帯と"rotator interval"の機能不全やglenoid osteotomyから得られた結果からloose shoulderの病態に関する考察を行つた.
いわゆる動揺性肩関節(loose shoulder)には定まつた診断基準がなく病態も明確にされていない.現在loose shoulderとして一般に認識されていることは「不安定なゆるい肩」を総称したものにすぎず,そのなかには病態の異なる多くのゆるい肩が混在し,様々な手術が行われているのが現状で混乱をきわめている.
著者は,自験例の動態X線像やcineradiographyを用いてloose shoulderの形態および動態について正常肩と比較検討し,さらに烏口上腕靱帯と"rotator interval"の機能不全やglenoid osteotomyから得られた結果からloose shoulderの病態に関する考察を行つた.
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