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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻12号

1981年12月発行

シンポジウム 動揺性肩関節

いわゆる動揺性肩関節の病態について

著者: 尾崎二郎1

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1161 - P.1171

文献概要

はじめに
 いわゆる動揺性肩関節(loose shoulder)には定まつた診断基準がなく病態も明確にされていない.現在loose shoulderとして一般に認識されていることは「不安定なゆるい肩」を総称したものにすぎず,そのなかには病態の異なる多くのゆるい肩が混在し,様々な手術が行われているのが現状で混乱をきわめている.
 著者は,自験例の動態X線像やcineradiographyを用いてloose shoulderの形態および動態について正常肩と比較検討し,さらに烏口上腕靱帯と"rotator interval"の機能不全やglenoid osteotomyから得られた結果からloose shoulderの病態に関する考察を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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