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論述
脊髄腫瘍の検討—自家181例を中心に
著者: 若野紘一1 平林洌1 丸山徹雄1 泉田重雄1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.104 - P.111
文献購入ページに移動脊髄腫瘍は1887年,GowcrsとHorsleyがneurofibromaの最初の摘出に成功して以来,一世紀を経んとしており,脊髄外科の進歩普及により,摘出手術はもはや日常的なものとなつた.
その間,本邦においても,1911年三宅の成功を嚆矢とし,以来脊髄腫瘍に関する報告は枚挙にいとまがない.慶大整形外科においても,1935年前田・岩原による学会宿題報告17)をはじめ,1956年岩原17),1967年泉田14)が自家例を中心に報告してきた.
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