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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻2号

1981年02月発行

文献概要

手術手技

漏斗胸手術手技とその成績

著者: 保坂瑛一1 北原宏1 井上駿一1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.133 - P.139

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 漏斗胸は,胸郭に変形をきたす疾患として代表的なもののひとつである.従来,比較的に稀な解剖学的奇型であるとされてきたこと,また本疾患が,小児外科,胸部外科,形成外科,等の諸科との境界疾患であること等により,その治療は整形外科医にとつても一般的なものとはなつていない.しかし,治療を求めて病院を訪れる患者はそれ程稀ではなく,術中,術後の全身管理がより安全に行われるようになつた現在,呼吸,循環系に対する影響のみならず,美容面,精神面に与える影響も大きい,本疾患に対する手術治療の適応は,従来に比して拡大され,小児胸郭変形疾患として側彎症とならんで重要な治療対象となりつつある.今回我々は従来より教室で行われてきた,漏斗胸手術についての結果を報告し,手術手技,適応などについて文献的考察を加えて述べるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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