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シンポジウム 人工股関節置換術—この10年の結果をふりかえって
遠隔成績よりみた各種人工股関節手術の適応
著者: 山室隆夫1 長井淳1 奥村秀雄1 吉川順介1 笠井隆一1 清水彰1 田中清介2
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室 2近畿大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.140 - P.146
文献購入ページに移動股関節疾患における人工材料の応用は,急速に進歩しつつあり,現在わが国でもCharnley型,Müller型,Bateman型,慈大型等の股関節全置換術のほかに種々の型のsocket-cupやcup関節形成術が普及している.しかし,これらの関節形成術の日本人における長期間のfollow-upの結果についての報告は少ない.京都大学整形外科においては,cup arthroplastyとCharnley型low friction arthroplastyは,約10年の施行経験があり,socket cup arthroplastyは,約6年の施行経験がある.そこで,これらの3種類の手術法による症例の臨床成績の調査を行い,遠隔成績からみた手術適応と合併症について検討を加えた.
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