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調査報告
側彎症学校検診実施上の諸問題
著者: 関寛之1 熊野潔2
所属機関: 1国立霞ヶ浦病院整形外科 2東京大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.191 - P.194
文献購入ページに移動昭和54年4月1日より学校保健法施行規則が改正され,脊柱側彎症の発見がいつそう強調されたが,実際に学校検診を行うとなると実施上多くの制約につきあたり,検診の具体的方法やシステムについては模索が続けられている段階である.
検診を行ううえの制約として,第1に膨大な人数をスクリーニングしなくてはならぬ一次検診の方法の問題,第2に決定診断に必要なX線検査の施設の設定や,X線被曝の問題,第3にこれらの検診に要する費用の問題,第4に検診陽性者に対するアフターケアの問題などが大きなものであろう.
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