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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻2号

1981年02月発行

文献概要

臨床経験

大腿骨頸部外側骨折に対するsliding nail-plate法(Massie)—各種固定法との比較

著者: 三谷晋一1 中野清剛1 坂本俊信1 陳晃1 皆見益代2 楠本剛夫2 小口茂樹2 白須敞夫2 福沢玄英3

所属機関: 1健康保険総合川崎中央病院整形外科 2東京女子医科大学整形外科学教室 3田浦共済病院整形外科

ページ範囲:P.202 - P.209

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はじめに
 大腿骨頸部外側骨折は,保存的療法によっても骨癒合が良好であるとされている.しかし,日常の看護を容易にし,早期離床や,早期社会復帰を図り,また,特に高齢者にあつては長期臥床による重篤な合併症を予防するためには積極的な観血療法が必要とされ,現在では全身状態の許す限り,広く観血療法が行われている.
 われわれも,本骨折の術後成績の一層の向上を目指し,各種の観血療法を試みてきた.今回は,1972年以降,症例を選んで行つてきたMassie型のsliding nail-plate法がその他の固定法と比較して満足すべき結果を得ているので,ここに,報告し,他の方法との若干の比較検討を行い,いくつかの問題点につき論じたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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