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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻4号

1981年04月発行

文献概要

特集 Multiply operated back

総括/検査所見の部

著者: 平林洌1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.328 - P.329

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 第1席の小田(山口大)は,ヘルニア再手術23例のミエロ所見について述べ,再手術成績と比較した.そのミエロ像を,ヘルニア所見(8例),ヘルニア+癒着所見(8例),癒着所見(7例)の3群に分けた.ヘルニア所見を示した8例のうち,6例は再発であり,再手術後8年の成績は良好であつたのに対し,癒着所見を示した症例では不良であつたという.したがつて癒着所見が主の場合には,再手術の適応か否かを慎重に検討するべきとした.再手術はいずれも後方侵襲によつてなされており,当然の結論と思われた.
 河端(虎の門)は,ヘルニア所見8例の原因は「見逃し」なのか,「郭清不十分」にあるのかと質したのに対し,演者は3例は見逃し,5例は長期後に再発症したため,郭清不十分とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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