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特集 Multiply operated back
腰部椎間板ヘルニア(主にLove法)に対する再手術法としての前方固定—再手術前ミエロとディスコからみた適応と限界
著者: 戸山芳昭1 鵜飼茂 若野紘一 里見和彦 平林洌
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.365 - P.371
文献購入ページに移動腰椎疾患,特に腰部椎間板ヘルニアは我々整形外科領域における日常診療の中でも,多い疾患の一つといえる.その治療法も各種の保存的療法から,1934年Mixter & Barr2),1939年Love以来の各種の手術的療法も発表されてきたが,現在もなおLove法が主流をなしていることは異論のないところである.また,その手術成績については,国内・外をとわず1000例を越える報告10,22)もみられている.
しかし術後に愁訴残存や再発を生じ,やむなく再手術に至る症例も少なくない.近時その検討が行われ,原因・対策に関しても議論されてきた1,5,7,8,9,14).当科でも昭和34年以降腰部椎間板ヘルニア再手術例が62例を数えるにあたり,その原因や再手術法に関して報告13)をしてきたが,初回手術に比べ,臨床症状・再手術前検査などの評価は複雑,困難であり,その病態を正確に把握し,病態に最も適した再手術法を決定するのに苦慮することも多い.
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