icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻4号

1981年04月発行

文献概要

特集 Multiply operated back

Multiply operated backの検討

著者: 田島健1 高橋功1 山川浩司1 八子理1 坂本隆彦1 谷良久1 鈴木信1 沢海明人2 作山洋三2 伊藤良三3

所属機関: 1福島赤十字病院整形外科 2福島県立医科大学整形外科学教室 3伊藤整形外科

ページ範囲:P.383 - P.391

文献購入ページに移動
はじめに
 1934年Mixter & Bar3)により腰椎椎間板ヘルニアがはじめて紹介され,1939年Love1)によりいわゆる"Love法"が発表され,手術侵襲が少なく,その術後成績の優秀性が述べられ,現在にいたるまでLove変法も含めて数多くの追試がなされ,本症の観血的術式の主流をなしている.また一方1954年Verbiest5)により脊椎管狭窄症の概念が紹介され,腰痛,坐骨神経痛に対する考え方,とらえかたが極めて明解となり,本邦においても,諸先輩の努力により,過去10年前と比較しても,その進歩は著しく,診断率は高くなり,手術例も多くなり,我々整形外科医にとつて高頻度の疾患となつている.その故に,多数回手術に移行する症例も増加しているのも事実と思われる.また,手術回数が多い程その結果は不良となるだろう事は想像にかたくない,今回は,multiply operated backの検討から,その初回手術の問題点を中心に,その原因,予防対策について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら