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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻5号

1981年05月発行

文献概要

手術手技 脊椎の手術・1

腰椎前方固定術—経腹膜法および腹膜外路法

著者: 井上駿一1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.453 - P.465

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I.前方法に必要な解剖学
 1.腹壁筋層(第1図)
 腹直筋中央に白線(linea alba)があり下腹部ではこれが狭い.したがつて正中切開の際に臍部より上で切ると幅がひろいので判断しやすい.また内外腹斜筋(M. obliquus internus et externus)と腹横筋(M. transversus abdominis)の腱膜より成る腹直筋後鞘(posterior sheath of M. rectus abdominis)は臍部以下5〜10cm下にある弓状線(linea arcuata)から下では欠除しておりここでは腹横筋膜と腹膜が直接相接している.後述の腹膜外路法に際し正中切開の展開時留意すべき事項である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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