文献詳細
手術手技 脊椎の手術・1
文献概要
I.前方法に必要な解剖学
1.腹壁筋層(第1図)
腹直筋中央に白線(linea alba)があり下腹部ではこれが狭い.したがつて正中切開の際に臍部より上で切ると幅がひろいので判断しやすい.また内外腹斜筋(M. obliquus internus et externus)と腹横筋(M. transversus abdominis)の腱膜より成る腹直筋後鞘(posterior sheath of M. rectus abdominis)は臍部以下5〜10cm下にある弓状線(linea arcuata)から下では欠除しておりここでは腹横筋膜と腹膜が直接相接している.後述の腹膜外路法に際し正中切開の展開時留意すべき事項である.
1.腹壁筋層(第1図)
腹直筋中央に白線(linea alba)があり下腹部ではこれが狭い.したがつて正中切開の際に臍部より上で切ると幅がひろいので判断しやすい.また内外腹斜筋(M. obliquus internus et externus)と腹横筋(M. transversus abdominis)の腱膜より成る腹直筋後鞘(posterior sheath of M. rectus abdominis)は臍部以下5〜10cm下にある弓状線(linea arcuata)から下では欠除しておりここでは腹横筋膜と腹膜が直接相接している.後述の腹膜外路法に際し正中切開の展開時留意すべき事項である.
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