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症例検討会 骨・軟部腫瘍23例
症例3—右大腿骨下端部骨腫瘍
著者: 山本雅英1 山崎安朗1 東田紀彦1 村本潔1 西島雄一郎1 石野洋1 佐々木雅仁1 岡田正人1 谷和英1 小西二三男2 武川昭男3 安念有声3 松能久雄3
所属機関: 1金沢医科大学整形外科 2金沢医科大学第1病理 3金沢医科大学第2病理
ページ範囲:P.474 - P.478
文献購入ページに移動症例は41歳の女で,昭和44年初発,初発時,主訴は右膝関節痛,X線像では右大腿骨下端のmetaphysisからdiaphysisにかけて,約7cmにわたる不規則な骨透明層および外側後方の骨皮質破壊,内側には骨膜反応を呈していた.掻爬,骨移植術を受け,術中迅速凍結標本にてchondromyxoid fibromaと診断された(第3-1図).以後,昭和50年に2回,局所再発し,その都度,掻爬,骨移植術を受けた.昭和54年1月29日,再発のため当科へ入院した.現症では右膝関節部の骨性硬の腫瘤および屈曲,伸展制限を認め,臨床検査成績ではLDHの上昇,LDHisozyme 4,5の上昇,好中球の増多がみられた.
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