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シンポジウム 腰部脊柱管狭窄—ことにdegenerative stenosisの診断と治療
腰部脊椎管狭窄症手術症例の検討
著者: 栗原章1 木村浩2 松田俊雄2
所属機関: 1神戸労災病院整形外科 2神戸大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.586 - P.597
文献購入ページに移動腰部脊椎管狭窄症は,現在では広く認識され,それに対する観血的治療法としては,広範椎弓切除術が最もよく行われている.また,この治療成績も,満足なものであるとの報告が多いが,Verbiestの報告を除けばすべて近隔成績である.Verbiestの報告も,その最終結果のみであつて,症状やX線像,さらには,治療成績の推移については述べられていない.
われわれは,昭和44年以来,本症に対して広範椎弓切除術を主として行つてきているが,その症例数も199例となつている.今回,われわれは,本症に対して行つた広範椎弓切除術症例の症状,X線像,総合成績について経年的に調査,検討を加えた.
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