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論述
予後調査からみた若年性関節リウマチ
著者: 石川斉1 広畑和志1
所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.644 - P.657
文献購入ページに移動整形外科を受診する若年性関節リウマチ(以下JRAと略す)患者は関節炎を主訴とするか,関節の変形や拘縮を来たして日常生活動作(以下ADLと略す)に支障を生じてきたために受診するものが多い.一方,発熱や発疹が主症状であるsystemic typeなどの場合には,始めに小児科や内科を受診することが多いのである.このため発症から幾分遅れて整形外科を受診することになる.従つて,整形外科的には,このような関節炎や関節変形に対してどのような治療をしていくかが最も問題となるところであろう.
そこで種々の診断基準(8-10)からJRAと診断した神戸大学整形外科でのJRA患者の追跡調査をもとにして本症に対する整形外科的な治療方針について考察を加えたい.
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