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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻7号

1981年07月発行

文献概要

臨床経験

病的骨折で発見された大腿骨desmoplastic fibromaの1例

著者: 浅野昌育1 山田順亮1 杉浦勲2

所属機関: 1常滑市民病院整形外科 2名古屋大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.719 - P.721

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はじめに
 原発性骨良性腫瘍には,一種の発育変異とも考えられるfibrous cortical defect(metaphyseal fibrous defect)や,より腫瘍性の性格をもつているcortical desmoid,non-ossifying fibromaのほか,desmoplastic fibromaやfibrous dysplasiaなどのentityが知られている.これらのうち発生頻度は比較的稀ではあるが,軟部腫瘍としてのdesmoid tumorと類似する特徴のある組織像をもち,骨髄内に原発する線維性骨腫瘍がJaffeによりdesmoplastic fibromaと命名されて以来一つのentityとして確立されている.最近著者らは病的骨折を契機にして発見され,手術を施行した本腫瘍を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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