文献詳細
シンポジウム 脱臼ペルテスとペルテス病
文献概要
ペルテス病は1910年頃,Waldenström,Legg,Calvé,Perthesらによつて報告されてから,すでに70年も経たが,なお阻血機序の解明が不十分のままである.X線像の諸変化や,各種の(保存的)治療に関しては,短・長期にわたる詳細な観察結果が多数報告されている.しかし,X線像上の所見を解釈する組織学的な検策の裏付けは,大変乏しいままである.
本疾患がのちにAxhausenやPhemisterの強調した大腿骨頭のaseptic (ischemic) bone necrosisと認知される1930年頃まで,切除骨頭の大標本による組織学的検策の報告が続いた.本邦でも,長坂による8例の貴重な報告があり,西尾によって再吟味されている.
本疾患がのちにAxhausenやPhemisterの強調した大腿骨頭のaseptic (ischemic) bone necrosisと認知される1930年頃まで,切除骨頭の大標本による組織学的検策の報告が続いた.本邦でも,長坂による8例の貴重な報告があり,西尾によって再吟味されている.
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