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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻8号

1981年08月発行

文献概要

シンポジウム 脱臼ペルテスとペルテス病

ペルテス病の初期病理像

著者: 船山完一1 大内郁夫1

所属機関: 1東北大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.770 - P.779

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 ペルテス病は1910年頃,Waldenström,Legg,Calvé,Perthesらによつて報告されてから,すでに70年も経たが,なお阻血機序の解明が不十分のままである.X線像の諸変化や,各種の(保存的)治療に関しては,短・長期にわたる詳細な観察結果が多数報告されている.しかし,X線像上の所見を解釈する組織学的な検策の裏付けは,大変乏しいままである.
 本疾患がのちにAxhausenやPhemisterの強調した大腿骨頭のaseptic (ischemic) bone necrosisと認知される1930年頃まで,切除骨頭の大標本による組織学的検策の報告が続いた.本邦でも,長坂による8例の貴重な報告があり,西尾によって再吟味されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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