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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻9号

1981年09月発行

文献概要

臨床経験

所謂"Low grade central osteosarcoma"の1症例—骨肉腫のsubtype分類の必要性に関して

著者: 松野丈夫1 石井清一1 佐々木鉄人1 薄井正道1 三浪明男1 八木知徳1 井須和夫1 後藤守2 山脇慎也2 姥山勇一2

所属機関: 1北海道大学医学部整形外科 2国立札幌病院整形外科

ページ範囲:P.894 - P.899

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緒言
 Low grade central osteosarcoma(以下LGCOS)は,1977年Unniらにより27例が報告され18),従来の骨肉腫と異なり発生年齢は20歳以降に好発,いずれも組織学的にはlow gradeであり,良性骨腫瘍との鑑別を必要とするとされている.また臨床的に予後は良好であり,彼等の報告例の内,死亡例はわずか3例(11%)に過ぎない.
 今回われわれは骨肉腫の中でも極めて稀とされるLGCOSの1例を経験したので報告すると共に骨肉腫におけるsubtype分類の必要性を組織学的・臨床的に検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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