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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科16巻9号

1981年09月発行

文献概要

臨床経験

CPの股関節脱臼について

著者: 奥野徹子1 日野紀典2 渡辺良之3

所属機関: 1久留米大学医学部整形外科学教室 2ゆうかり学園 3佐賀整肢学園

ページ範囲:P.904 - P.909

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はじめに
 脳性麻痺(以下CPと略す)の股関節脱臼の発生率は,対象となつたCP児の重症度や年齢に影響される.私達11)は重度CPの比較的少ない施設のCP児を対象にしたところ,100名200関節中に脱臼7例,亜脱臼9例で股関節脱臼の発生率は8%であつた.そして,脱臼例のほとんどは先天股脱を合併したと考えられる症例であつた.そこで,今回重心病棟を含めてCP歩行可能児と歩行不能児の股関節について調査を行い,脱臼,亜脱臼,臼蓋形成不全が認められた症例では,股関節の外転角度,外転筋力,前捻角などを計測して脱臼の発生原因を検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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