文献詳細
臨床経験
文献概要
最近になって本邦でも我々整形外科医の間に,その存在が認識され,関心が持たれるようになった疾患に膝蓋軟骨軟化症があるが,欧米においては1906年Büdingerの報告以来,非常に数多くの本症に関する論文が発表されている.
このchondromalacia-patellaeの特徴は,①若年女子に多い,②関節弛緩を基盤に持っていること,③外傷の既往が多い,④病変あるいは圧痛の部位がpatellaの内方あるいは内下方に多い,⑤このほか,症状と関連づけうる軟骨病変を膝蓋骨関節面に認めるもの,に限っているが,しかしその成因についてはなお諸説が対立したまま今日まで定説が確立されていない.
このchondromalacia-patellaeの特徴は,①若年女子に多い,②関節弛緩を基盤に持っていること,③外傷の既往が多い,④病変あるいは圧痛の部位がpatellaの内方あるいは内下方に多い,⑤このほか,症状と関連づけうる軟骨病変を膝蓋骨関節面に認めるもの,に限っているが,しかしその成因についてはなお諸説が対立したまま今日まで定説が確立されていない.
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