icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻10号

1982年10月発行

文献概要

臨床経験

骨盤輪不安定症に対する恥骨結合固定術の経験

著者: 田中宏和1 鈴木良平1 岩崎勝郎1 篠田侃2

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室 2国立嬉野病院整形外科

ページ範囲:P.1067 - P.1072

文献購入ページに移動
はじめに
 寛骨と仙骨で形成される骨盤輪において,その連結部に不安定性が起ると腰・臀部痛,下肢痛などが生ずるが,われわれはこれを骨盤輪不安定症という概念のもとに包括できると主張してきた.そして治療としては,骨盤固定装具などによる保存的治療をfirst choiceとして行っており,約80%の症例に有効であった.しかし,あとの20%は無効であったりかなり長期間装具を装着しても外すと疼痛の再現をみた.そのため,このような症例のうち6例に恥骨結合固定術を行った.
 この論文では手術法およびその症例を紹介し,本手術の意義,問題点,適応などについて検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら