icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻12号

1982年12月発行

文献概要

臨床経験

掌蹠膿疱症に伴った骨関節炎—HLAからみた本症の側面

著者: 石井良章1 河路渡1 塩原哲夫2 長島正治2 八木田旭邦3 相馬智3

所属機関: 1杏林大学医学部整形外科学教室 2杏林大学医学部皮膚科 3杏林大学医学部第一外科

ページ範囲:P.1239 - P.1244

文献購入ページに移動
はじめに
 掌蹠膿疱症に骨関節の異常を伴うことは,本邦では佐々木(1967)4)が鎖骨骨髄炎の合併を記載したのに始まり,報告例は近年とみに増加している.以後多くの研究により,本症の臨床病態はしだいに明らかにされつつある.
 しかし本態,病因は未だ全く不明のため,免疫学的アプローチによりこれを解明しようとする試みがなされて来た.HLAの検討もこの1つで,従来AおよびB抗原を中心に検索が行われ,特にB27の陽性率に関心が払われて来た.今回我々はB抗原も含めて,A,B,C,DRの4種類の抗原を検討し,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら