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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻2号

1982年02月発行

文献概要

論述

スポーツによる脊髄損傷

著者: 長谷斉1 藤村祥一1 満足駿一1 柴崎啓一1 大谷清1

所属機関: 1国立療養所村山病院整形外科

ページ範囲:P.118 - P.124

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はじめに
 近年,スポーツに対する関心がますます深くなり,小中高校生はもとより一般社会人から高年齢者層まで老若男女を問わず,各人が積極的にスポーツ活動に参加するようになってきている.一方,それに呼応するかのようにスポーツ(ここで述べるスポーツとはプロスポーツから健康を目的としたレクリエーションまでを含んだ広い意味でのスポーツ活動をさす)による外傷にも多くの関心が払われるようになった.
 スポーツ外傷の中では脊髄損傷の占める比率はきわめて少ないが,この疾患の性格上取り扱いはとくに重要である.また本外傷が決して特殊な状況によってのみ発生するものではなく,比較的身近なスポーツ活動によっても青少年層を中心に中壮年者にも及んでいることは,単に医学的な問題にとどまらず社会的にも重大な問題を投げかける.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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