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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻2号

1982年02月発行

文献概要

検査法

超低圧用プレスケールによる足底圧測定—とくに,靴をはいた歩行時の圧について

著者: 山根友二郎1 田中広光1 吉田清和2 林一徳2

所属機関: 1帝京大学医学部整形外科学教室 2帝京大学医学部リハビリテーション部

ページ範囲:P.132 - P.138

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はじめに
 足部の変形により歩行異常,胼胝や潰瘍形成など多くの問題を生じるが,これには足底部に加わる圧の異常が大きく関与していることが少なくないと考えられる.また,足部の変形を少しでも矯正しようとして靴型装具などが用いられるが,このために,靴に足を合わせるようなことも少なくない.このことは新しい潰瘍の形成など不測の事態を生ずる原因となる.したがって,靴をはいて歩行する際に足底部に加わる圧を知ることは,足部変形の治療上きわめて大切なことである.
 足底部圧測定に関しては,従来,墨汁法やミラーを用いた足圧痕やストレンゲージを用いての足底圧測定など多くの工夫1,2,6)があるが,繁雑であったり,特殊な知識や器械を要するなどのため,その臨床応用の範囲はきわめて限局されたものである.超低圧用プレスケールを用いた方法は簡易で,誰にでも,どこでも使用できる利点があるので,臨床的に有用であると考え,その方法と臨床応用について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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