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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻3号

1982年03月発行

文献概要

症例検討会 骨・軟部腫瘍10例

症例9—仙骨部腫瘍

著者: 井上和秋1 石井清一2 金田清志2 山脇慎一2 佐々木鉄人2 八木知徳2 松野丈夫2

所属機関: 1北海道大学医学部附属病院病理部 2北海道大学整形外科

ページ範囲:P.259 - P.262

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 患者:25歳女性,昭和45年頃より腰痛と左下肢痛があり,近医で椎間板ヘルニアと診断され治療を受けた.しかし疼痛が持続するため昭和49,50年にかけて左L4/5間のLove手術およびLaminectomyを受けた.その後も軽快しないため昭和51年8月北大整形外科を受診し,X線像で仙骨の破壊が発見され入院した(図9-1a,b).
 入院時単純X線では仙骨の著明な骨破壊が見られ,前方では骨皮質の破壊と軟部組織への膨隆も見られた.断層X線像では仙骨後方部の破壊が著明で,第4腰椎にも後方からの浸潤像が認められ,ミエログラフィーでも第4腰椎下縁での完全停止を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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