icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻3号

1982年03月発行

文献概要

装具・器械

セントラルパイピング利用ターニケットの考案

著者: 松金郁郎1 堀之内克憲1 青木範充1 伊佐二久1

所属機関: 1健康保険八代総合病院麻酔科

ページ範囲:P.296 - P.296

文献購入ページに移動
 今日,整形外科領域における四肢の手術では駆血装置(ターニケット)は必要欠くべからざる器械となっている.現在市販されているものとしては,1.自転車空気入れ式のもの,2.手動による加圧ポンプ型,3.小型ガスボンベ付属型などがある.1は最も安価であるが故障しやすく労力を要する欠点があり,2は耐久性はあるが高価で手動を要する.3は人手は要しないがガスボンベを常備する必要がある.
 そこで私達は,セントラルパイピングを利用したターニケットを考案試作した.写真に示すようにパイピングアウトレットに適合するジョイント,延長チューブ,一次減圧弁,微調整ノブ,圧力計,駆血帯からなる.アウトレットにおける圧縮空気圧は3〜4気圧の為一次減圧弁で600〜800mmHgの一定圧に調節し安全対策とした.微調整ノブでターニケット圧を300または600mmHg等の所望圧まで上げた後閉鎖する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら