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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻5号

1982年05月発行

文献概要

論述

小児骨折の最近の動向

著者: 杉浦保夫1 鈴木善朗1

所属機関: 1西尾市民病院整形外科

ページ範囲:P.433 - P.437

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はじめに
 数年前から「最近子どもの骨折が明らかに多くなった」とか,「子どもの骨が脆くなり,何でもないような原因による"ポッキリ骨折"が多発している」とか,「骨折が多くなったのはコーラなどの清涼飲料水の多飲とか,インスタントラーメンを主体とするインスタント食品の多食が原因である」とかいった議論が学校関係者を中心としておこりはじめ,体育研究者や栄養学者なども加わって,マスコミに注目されるところとなり,今やこれらの議論が定説であるかのように,学校関係者のみでなく,一般社会人にも受け取られている.
 著者らはこれらの議論が果たして真実なのかどうかを,医学的,統計的に追求すべく,以下の3つの研究を行ったので,その大要を報告することとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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