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脊柱側彎症における術前矯正訓練法について—特発性側彎症におけるブランコ法の効果の検討
著者: 佐々木邦雄1 角田信昭1 黒瀬真之輔1 谷村俊次1 原田博文1 王享弘1 丸井俊一2 秋山徹2
所属機関: 1総合せき損センター 2九州大学医学部整形外科
ページ範囲:P.447 - P.457
文献購入ページに移動脊柱側彎症の手術的矯正および固定術を行うに際しては,神経合併症を生ずることなしに可及的最大の矯正および永続的な矯正位固定を獲得することが目標となる.
1962年Harringtonがdistractionおよびcompression rodよりなるHarrington instrumentation systemを発表して以来11),側彎症の手術的治療は以前のcast correctionのみの時代よりさらに矯正および固定力ともに進歩した.その後現在に至るまでHarrington法(以下Ha法と略す)は広く普及している.Ha法使用の手術的治療の経験が多くつまれるようになり,最近では高度でないカーブ例においては術前矯正を行わない方法,何らかの術前矯正後Ha法を行う方法と2つの考え方があるようである.
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