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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻5号

1982年05月発行

文献概要

臨床経験

Hereditary sensory radicular neuropathyの1例

著者: 沢口毅1 梅田真一郎1 沢田米造1 富田勝郎1 野村進1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.491 - P.494

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はじめに
 Hereditary Sensory Radicular Neuropathyは,指趾,足底の無痛性難治性潰瘍,四肢末梢のストッキング,グローブ状の知覚脱失,腱反射低下という症状を呈し,筋萎縮,運動麻痺を伴わない稀な疾患である.本疾患は1852年,Nelatonが最初に報告し,1951年,Denny-Brown1)が,病理解剖所見より,感覚性末梢ニューロンの障害を基盤としているとして,Hereditary Sensory Radicular Neuropathyと命名した.本邦でも,1963年の黒岩らの報告以来,二十数例を数える.
 最近,われわれは,本疾患の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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