icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻5号

1982年05月発行

文献概要

臨床経験

陳旧性膝関節前十字靱帯損傷によるanterolateral rotatory instability(ALRI)に対する手術成績の検討—腸脛靱帯を用いた再建術式を中心に

著者: 史野根生1 川崎崇雄1 広瀬一史1 井上雅裕1 後藤一平1 小野啓郎1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.507 - P.511

文献購入ページに移動
はじめに
 膝関節の前十字靱帯損傷が主因と考えられるanterolateral rotatory instability(ALRL)は,膝関節20°〜40°屈曲位で瞬時に起こる外側脛骨プラトーの亜脱臼,およびその整復現象として近年,本邦でも注目されるようになった.
 したがって,N-テストやpivot shiftなどのALRI signが認められれば,前十字靱帯断裂が強く示唆されるわけであるが,この事実はなお充分に認識されていない.しかしながら,スポーツ活動の支障や,階段下降の際の不安定感が,実はALRIそのものによるという症例も少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら