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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻6号

1982年06月発行

文献概要

臨床経験

Benign chondroblastomaの1例—Aneurysmal bone cyst様変化を伴った巨大なchondroblastomaの1例

著者: 栗崎英二1 原田育生1 青木康彰1 中嶋洋1 姜武1 浜田秀樹1 水島哲也1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.585 - P.588

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 上腕骨の近位に発生し,組織学的には円形ないし多角形のchondroblastとgiant cellを基本的な細胞成分とする腫瘍をCodman1)はepiphyseal chondromatous giant cell tumor,またEwing3)はcalcifying giant cell tumorと呼称したが,1942年Jaffe & Lichtenstein5)が骨巨細胞腫と分離し,他の部位の同様な組織をもつものも含めてbenign chondroblastomaと呼称して以来,独立した良性骨腫瘍として取り扱われている.
 今回,われわれは右腸骨にaneurysmal bone cyst様変化を伴って発生した巨大なchondroblastomaの1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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