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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻6号

1982年06月発行

文献概要

学会印象記

第16回Scoliosis Research Society meetingから

著者: 山本博司1

所属機関: 1高知医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.621 - P.624

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 Montrealは,東部Canada,Quebecの中心都市であり,生活もフランス語で営まれ,フランス風の文化が,歴史を通して今も生づいているところである.1981年9月16日〜18日,第16回Scoliosis Research Society(SRS)meetingは,Canada,Quebec州,Montreal市で,Gordon W. D. Armstrong会長のもとで開催された.会場は町の中心にあるMedrien Hotelであり,この美しいフランス風ホテルの内部だけで小さな町を構成しており,French flavorを味わうに十分であった.
 学会は例年のごとく3日間にわたり,約400名(member 186名,guest 193名)の参加があり盛会であった.Scoliosis Research Society(以下SRSと略す)の現状を簡単に紹介する.本会は1966年に創設され,アメリカ合衆国,カナダ領国の専門医がActive fellowsとして運営してきている.Active fellowsは現在179名であり,11名のEmeritus fellowと14名のHonorary membersがいる.このHonorary membersには,1977年に日米側彎症合同会議を開催した山田憲吾名誉教授も含まれている.SRSはアメリカ,カナダにとどめることなく,広く国際的立場から研究,治療の情報を交換し,発展させるため,世界29ヵ国から70名のCorresponding membersが選ばれており,毎年,世界各地からのspecialists authoritiesが集い,学問の進展に大きな役割を果たしている.わが国からも,6人がCorresponding membersとして加わり,活躍している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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