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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻8号

1982年08月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・8

腰椎に対する後側方固定術式

著者: 岩崎洋明1

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.785 - P.795

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I.解剖学
 1.筋肉
 腰椎背部にある傍脊柱筋のうち脊柱起立筋(erector spinae:sacrospinalis)は図1のごとく下位腰椎と仙椎の背部を覆う大きな筋である.脊柱起立筋を上にたどると3つに分かれる.そのうち最外側のものは腰腸肋筋(iliocostalis lumborum)で,その内側に位置するのが胸最長筋(longissimus thoracis)であり,最も内側にあるのが棘筋(Spinalis)であるが,腰仙椎移行部では筋と腱が大きく集合していてこの3つを区別することはできない.これらの筋の深部に図2のごとく横突起と棘突起を結ぶ多裂筋(multifidus)が存在する.残った背筋は直接脊椎に接するもので図3のごとく棘間筋(interspinalis),内および外側横突間筋(medial or lateral intertransversarium)および回旋筋(rotator)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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