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Ankylosing HyperostosisのX線学的検討—OPLLとOSSLを中心に
著者: 桜田和之1 大本秀行1 杉基嗣1 中村克已1
所属機関: 1愛媛労災病院整形外科
ページ範囲:P.897 - P.903
文献購入ページに移動Ankylosing Hyperostosis of the Spine(AH)には後縦靱帯骨化(OPLL)をはじめ,他の靱帯骨化が多く認められることは従来より報告されており,Resnickら9)はDiffuse Idiopathic Skeletal Hyperostosis(DISH)という概念を提唱している.脊柱靱帯骨化の報告は,臨床上重篤な症状を呈すOPLLなどは数多くあるが,AHを母集団とした報告は少ない11).
今回われわれはOPLL成因解明の一助として,脊柱靱帯骨化を多く合併するAH128例を調査し,OPLL,棘上靱帯骨化(OSSL),椎体窩溝を中心に検討し,考察を加える.
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