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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻9号

1982年09月発行

文献概要

臨床経験

2度の術後再発に対しステロイド注入で著効がみられた孤立性骨嚢腫の1例

著者: 中村孝文1 水田博志1 森沢佳三1 原田正孝1 北川敏夫1 大島隆志2

所属機関: 1熊本大学医学部整形外科学教室 2南熊本病院

ページ範囲:P.911 - P.915

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 1973年イタリアのScagliettiが孤立性骨嚢腫内にメチルプレドニゾロンアセテートを注入し96%に効果をみたのに始まり,以後本邦でも同様の報告を散見するようになった.しかし術後再発例に本法を施行しその経時的変化を詳しく観察した報告は,我々が渉猟した範囲では見あたらなかった.
 今回我々は1度目は同種骨,2度目は自家骨と,2回にわたり掻爬,骨移植を施行するも再発をくり返した症例にデポメドロールを注入し著効が得られたのでその経過を文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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