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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻9号

1982年09月発行

文献概要

臨床経験

軟部組織石灰化および血管腫を伴ったgeneralized enchondromatosis:12年間の経過

著者: 貝原信紘1 光安元夫2 范廣宇1 香月一朗1 佛淵孝夫1 高岸憲二1

所属機関: 1九州大学医学部整形外科学教室 2光安整形外科病院

ページ範囲:P.937 - P.940

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 Ollier病の病変は両側性に認められることが多いが,通常,非対称性で病変の程度は統一性を欠き,さまざまな骨化段階を示す病変が不規則に認められることが特徴的な所見である3,6,9,11).また脊椎や頭蓋に変化のないことが通例である.他方,generalized enchondromatosisは1978年Sprangerら8)により命名された新しい疾患で,病変は全身性かつ対称性に存在し,骨化障害の程度もほぼ同じ段階を示し,脊椎や頭蓋にも病変が認められるものである.今回,われわれはSprangerらが提唱したgeneralized enchondromatosisと思われる骨変化を呈し,かつ,軟部組織石灰化および血管腫を伴った症例を経験したので,12年間におよぶX線経過に若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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