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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科17巻9号

1982年09月発行

文献概要

臨床経験

ファベラ症候群について

著者: 武部恭一1 石川斉1 広畑和志1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.957 - P.962

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 ファベラは腓腹筋外側頭に存在する種子骨であり,本邦でもYano21),大井11),Kojima8)らによる解剖学的調査の報告が古くよりみられる.しかし一般には,その臨床的意義は小さいと考えられており,臨床上問題となることはまれである.1977年Weinerら20)はファベラにおける鋭い疼痛,限局した圧痛,膝伸展時痛の3症状がみられる症例をファベラ症候群として報告した.
 我々も最近ファベラが膝部痛の原因となったと考えられ,彼らのいうファベラ症候群と思われる症例を経験したので,その臨床症状ならびに病態などにつき検討を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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