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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻1号

1983年01月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・11

上位頸椎後方固定術の手術手技

著者: 菅野卓郎1

所属機関: 1川崎市立井田病院整形外科

ページ範囲:P.52 - P.62

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はじめに
 上位頸椎の先天性奇形や外傷,またリウマチをはじめとする炎症性疾患などの病変が臨床的に重大な障害をもたらすことはよく知られている.それらに対して,後頭骨から環軸関節部に行われる固定術がしばしばきわめて有効な治療手段となる.上位頸椎の固定術には大別して後方侵入法と前方経口侵入法とがあり,それぞれの症例に応じてこれらのいずれかが選択されることになる.また同じ後方固定術においてもいくつかの方法があるが,それらのほとんどがワイヤー締結,骨移植,あるいはそれらの併用によるものである.今回は私自身が平素行っている環軸関節後方固定術と後頭骨上位頸椎固定術についてその手術手技の要点をのべることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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