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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻10号

1983年09月発行

文献概要

特別寄稿

骨肉腫に対するHigh-Dose Methotrexate with C.F. Rescue療法について

著者: 古屋光太郎2 小野澤初男3

所属機関: 1 2東京医科歯科大学整形外科 3日本レダリー株式会社学術情報部

ページ範囲:P.935 - P.940

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 従来,骨肉腫に対する有効な抗癌剤はほとんどないと考えられてきた.Phenylalanine mustard,Mitomycin C,Cyclophosphamide及び5-Fluorouracilを投与して効果があったと時折報告されていたが1〜4),それらの有効症例も,5年生存率では5〜23%程度であった5)
 これらの結果は,それ迄実施されてきた早期の切離断術又は,放射線療法後選択的に行われた晩期の切断術の治療結果とは独立した異なったものである6〜7).外科的療法・放射線療法のみで治療した患者の大多数が,治療6〜9ヵ月後にはX線上に肺転移が認められ,1年以内に死亡している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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