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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻10号

1983年09月発行

文献概要

境界領域

Aneurysmal Bone Cyst 3例の光顕的および電顕的観察

著者: 太田信夫1 島田啓史1 望月一男1 石井良章1 河路渡1 福住直由2 平野寛3

所属機関: 1杏林大学医学部整形外科学教室 2杏林大学医学部病理 3杏林大学医学部解剖

ページ範囲:P.965 - P.970

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はじめに
 Aneurysmal bone cyst(以下ABC)は,giant cell tumorの1つの亜型と考えられていたが,1942年,JaffeおよびLichtensteinが一個の独立した骨疾患としてABCと命名した9).ABCは,一見動脈瘤を想像させるような骨の"blow out distension"と肉眼的には血液を含む嚢腫状を示す事から動脈瘤様骨嚢腫と命名された.巨細胞腫異型説5),血管腫説6),局所循環障害説11),などさまざまな説が唱えられてきているが,本態に関しては現在尚不明である.今日までABCに関して,臨床的,病理組織学的に多くの報告がなされているが2〜4),超微形態的には詳細な報告は散見されるにすぎない2,3).今回我我は,ABC 3例を光顕ならびに電顕的に検索したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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