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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻10号

1983年09月発行

文献概要

臨床経験

骨盤骨に原発せる非分泌型骨髄腫(IgG-κ)の1剖検例

著者: 松井寿夫1 藤井保寿1 大内純太郎1 高野祐1 舘崎慎一郎2 高野治雄2 浦山茂樹2 北川正信3 深瀬真之3

所属機関: 1富山赤十字病院整形外科 2富山医科薬科大学医学部整形外科学教室 3富山医科薬科大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.985 - P.989

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 多発性骨髄腫において腫瘍性形質細胞の分泌する異常免疫グロブリンは単クローン性で,通常血清または尿中,あるいはその双方に証明される.単クローン性免疫グロブリン(以下M成分と略す)が証明される通常の骨髄腫に対して,血清および尿中にM成分が証明されない非分泌型骨髄腫があり骨髄腫の約1%を占めるとされている2).今回,著者らは骨盤骨に発生し生検で骨髄腫が疑われたが血清および尿中にM成分が証明されず,死亡2週前になってはじめて血清中にM成分(lgG-κ)が認められた骨髄腫の1剖検例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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