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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻11号

1983年10月発行

文献概要

視座

助手について

著者: 泉田重雄1

所属機関: 1慶應義塾大学整形外科

ページ範囲:P.1019 - P.1019

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 ここで助手と言うのは手術の助手のことである.昔,外科・整形外科未分化時代,整形外科の手術の時,熟練した外科医に助手をしてもらうより,未熟でも整形外科医に助手をしてもらう方が手術がしやすいと感じたことが屡々あった.手業では外科医の方が遙に勝る筈なのに,こんな風に感じたのは心構えの問題であったであろう.
 岩原寅猪慶大名誉教授は御存知の通り,日本の脊椎・脊髄外科の開拓者の一人である.私は幸にして,先生の助手を随分務めさせていただいた.ゴツイ,大きな手で,円鑿鉗子を持って,aerotomを愛用される現世代の方には想像もつかぬ程素早く,手際よく椎弓切除をされたのが今でも目に浮かぶ.そんな時に折にふれて考えた助手の任務・心構えについて述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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