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シンポジウム 四肢軟部腫瘍
軟部腫瘍の診断—特に術前診断上の血管造影,CTの価値について
著者: 中馬広一1 篠原典夫1 増田祥男2
所属機関: 1国立福岡中央病院整形外科 2九州大学医学部整形外科
ページ範囲:P.1037 - P.1045
文献購入ページに移動軟部腫瘍は,安易にmarginal incision,open biopsyが行われやすく,再発または悪性の診断で急いで追加広範切除を施行する場合が多い.しかし,治療成績の向上のためには,注意深い症例の検討及び治療計画を立てて,安易な摘出,生検を避けることが重要である.現在の放射線診断機器では,組織診断まではとても望めないが,補助的診断法として治療計画を立案する上で大きな位置をしめていると考えられる.今回は,主に血管造影法とcomputed tomographyの所見を整理し,その有効性と限界について検討した.
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