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シンポジウム 四肢軟部腫瘍
軟部悪性腫瘍の治療成績—特に制癌剤化学療法と手術併用の意義について
著者: 武内章二1 赤星義彦1 今井秀治1 葛西千秋1 西本裕1
所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1057 - P.1066
文献購入ページに移動近年,軟部悪性腫瘍に対する診断,治療の研究は著しく進み,その治療成績も向上してきた.しかし軟部悪性腫瘍は同一組織型であっても,局所腫瘍の大きさや浸潤度により,予後は著しく異なる.特に安易な姑息的手術により,遠隔転移あるいは局所再発を来たし,二次的切断術を行うなど,その機能的損失も極めて大きい.
治療成績の向上をはかるためには,原発巣を完全に除去し,局所再発を防ぐと共に,肺転移をいかにして防止するかにかかっている.したがって診断と同時に初期治療からの系統的治療方針を確立することが極めて重要である.
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