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シンポジウム 四肢軟部腫瘍
四肢軟部悪性腫瘍の予後と治療方針
著者: 石田俊武1
所属機関: 1大阪市立大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1075 - P.1083
文献購入ページに移動軟部悪性腫瘍の予後は,1950〜60年代の報告に比べて5,9),近年の報告では数段よくなっている6〜8).しかし個々の症例に対する治療の具体的な方法となると,なお暗中模索な面が多い.従って予後をさらによくしようとすれば,同じ腫瘍内で,予後のよかった症例,悪かった症例を比較検討し,さらにまた軟部悪性腫瘍間でも互いに比較検討した結果から,取るべき治療方法を探すのが常道手段である.そこで,現在までに治療してきた自験例についてその予後および予後に影響を与えたと思われる因子について検討し,その結果をもとに治療方法について考察を加えた.なお軟部腫瘍のうち,特に議論の対象になりやすいのは悪性腫瘍であるので,軟部悪性腫瘍のみを検討の対象とした.
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