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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻11号

1983年10月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・16

後縦靱帯骨化症および頸部脊椎症に対する前方侵襲法—亜全摘法について

著者: 平林洌1 里見和彦1 若野紘一1 鈴木信正1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1085 - P.1096

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I.歴史
 Bailey and Badgley(1960)によれば,椎間板摘出兼前方固定術は1952年にL.C.Abbottにより初めて行われていたというが,頸部椎間板症に対する手術法として,その地位が確立されたのはSmith and Robinson(1957)とCloward(1957)以来である.
 本邦においてもこれらの手術法は,1960年代には頸椎損傷を含めて広く繁用されるようになった10,11,13,14).われわれも1962年以降これらの術式を行ってきたが4〜6),1964年にはこれらから発展して頸椎損傷に対して,損傷椎体の両側縁を残してこれをほぼ並全摘し,上下の2椎間を固定する椎体亜全摘法を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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